くにはちぶは
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平凡な少女に降りかかる不条理な法律

のんびりと朝ごはんを食べて、学校では友達と
お弁当を食べながら進路について話す平凡な
女子中学生・道端たんぽぽ

そんな彼女の教室に突然現れた男・踏(フミ)は、たんぽぽが
1年間日本中で無視することになったと通告する。

無作為選出対象者無視法(通称・くにはちぶ法)

この法は、子どもたちがいじめ被害者の気持ちを加害者にもわからせる
という理念のもと生まれた法律で、対象者を1年間日本中の全員が無視。

そして前回の対象者は、無視に耐えきれず自殺している。
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無慈悲に執行される「くにはちぶ」

「無理無理!怖い顔して無視って何?」
「喋っちゃいけないとか、笑っちゃうよ!」
状況を理解できないクラスメートたちがたんぽぽに話しかけると
即座に逮捕

冗談でも遊びでも無い、これは法律。
そして罰せられるのは対象者ではなく法を破ったもの。


たんぽぽを心配する親友でさえも容赦なく逮捕されていく。


クラスメートの逮捕を受けて本格的に始まった無視。
もちろん家族も例外ではない。
たんぽぽは孤独と絶望の中で1年生き延びることはできるのだろうか?

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