ヒューマンドラマ

事故?事件?自分の命を投げうって他の命を救った女性・涼子

生前、良い行いをした人は天国へ、悪いことをしてきた人は地獄へ。
といわれていますが、本当にそうなのでしょうか?

死者が自らの死と向き合い、彼岸へと向かう手続きを行う「死役所」があったとしたら・・・
死役所は彼岸へと旅立つ死者の生前にスポットを当てたヒューマンドラマです。

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事故で顔の半分を失った女性・涼子

死役所にやってきた女性・涼子。
不慮の事故で亡くなってしまったそうで、顔の半分がありません。
成仏申請のほかに渡されたもう一枚の申請の記入を拒否し、成仏だけを願うのでした。

生前、前科持ちだった涼子と彼女を救ってくれた社長

とある事件から前科がついてしまった涼子は、就職活動がうまくいかず途方にくれていました。

そんな涼子に救いの手を差し伸べてくれたのが、町工場の社長。


前科が書かれた履歴書を見ると、執行猶予の期間が満了するまでうちへ来いと誘ってくれるのでした。

従業員数名の小さな町工場でしたが、みんな分けありで社長に拾われてきたそうで、和気藹々とした雰囲気忙しいながらも充実した生活を送っていました。

つかの間の幸せも急に終わりを迎えます。

いつものように同僚がお昼の弁当の注文を取りに涼子のもとへ。
自分の弁当を決めると、涼子は同僚の代わりに社長に弁当の注文を聞きに行きます。

社長に話しかけたその時、社長の頭上で吊るされていた大きな鉄板が落下。


涼子は社長をかばって鉄板の下敷きになってしまったのです。

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自分の命をなげうって人を助けた申請書・・・?

死役所で涼子が成仏申請書と一緒に手渡されたのは、自分の命をなげうって他の命を助けた場合に必要な「挺身申請書」
前科のある自分はどうせ天国にはいけないこと、死ぬ直前にある感情を持ってしまったことから、自分には必要がない書類だと拒否。

しかし拒否をすると成仏ができないことや、必ずしも前科持ちが地獄に行くわけではないこと。そしてシ村の優しいのか冷たいのかよくわからないフォローで、どこか意地を張っていた涼子もシ村に心を開き自分の生前を振り返るのでした。

一方、現世ではなにやら不穏な空気

現世では涼子のお葬式。社長は涼子の母に頭を下げています。
母親は悲しみながらも生前楽しい職場だと聞いていて、社長を責めず最後に顔を見てやってほしいとお願いするのでした。

涼子の元へ向かう社長の後ろで、なにやら従業員たちがひそひそと立ち話。

いい話と思いきや最後の最後に社長や従業員たちのダークな部分が垣間見えて、少し後味の悪い結末。

善人も悪人も、被害者も罪人にも平等に死があり、良い死に方もあればやるせない死に方もていねいに描かれる死役所。

どこか儚くも温かみのある世界観は、続きを読みたくて手が止まらなくなるような魅力があります。

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